仕事のうまい探し方

実録!医薬品の卸に転職したい薬剤師が知っておかないと怖い話

時間をかけて慎重に職場を選べる薬剤師の転職エージェント

 

こんにちは!寿五郎です。

 

「医薬品の卸や倉庫は楽そうだから転職したい!」

たまに頂くご相談です。

 

これから医薬品の卸へ転職を考えている薬剤師さんへ送る内容です。

長期的に考えていかないと少し怖い結末が待っているかもしれません。

 

あえてネガティブな内容しか書いていません。

この内容を読んで気持ちが揺らぐのであれば転職は止めておきましょう。

 

 

卸から卸への転職は出来ない可能性が高い

 

注意点を先に書くと医薬品の卸や物流倉庫にお勤めになったあと、

次の職場に転職できない可能性があることを強く認識しておきましょう。

理由は求人数が少ないからです。

 

メディパルホールディングス

アルフレッサホールディングス

スズケン

東邦ホールディングス

が主要な医薬品卸の会社です。

 

この4社の営業所で募集していることは多いですが、

逆にいうとこちら以外では募集されていない可能性が極めて高いです。

 

4社のうち1社を退職され、医薬品の卸に転職を考える場合、

最大で3件しか求人が出ていない可能性が高いです。

また必ずしも近隣の営業所で勤務できる保証もないです。

 

 

中小の医薬品卸の求人はほとんど出ない

 

「物流倉庫とか中小の会社もあるでしょう?」

とおっしゃる方も多いですが、

ドラッグストアや調剤薬局に比べると物流倉庫も中小の会社も数自体が少ないです。

 

ご自宅の近隣に物流倉庫や中小の卸の会社がある方はあまりいらっしゃらないはずです。

仮に出ていたとしても自宅から通える範囲かどうかは運です。

 

 

年収も高くならない可能性が高い

 

書き方が難しいのですが、

「法令で定められているから薬剤師を雇っているだけ」

という雰囲気の会社は多いです。

 

求人が少ない為、比較的簡単に応募が集まります。

 

その為、

「給料上げるくらいなら辞めてもらっても構いません」

という会社は多いです。

 

エリアや会社の方針によりますが、ほとんどの会社が

年収370~470万円程度で止まることを覚えておいてください。

 

 

定年後に再就職できる可能性は低い

 

医薬品の卸にいた方は定年後に他の業種へ再就職できる可能性はかなり低いです。

2021年12月時点でよほど薬剤師がいないエリアでない限り、再就職できる可能性はほぼゼロです。

 

薬局、病院、ドラッグストアは1日中立ち仕事になります。

「体力的に自信がない」とおっしゃる方も多いです。

配属先が選べない可能性も高いです。

卸に就業する前に転職できない可能性があることを認識しておきましょう。

 

調剤薬局も再就職を断られる

 

調剤未経験で卸にいらっしゃった方は高確率で調剤薬局は断られます。

ゼロから60歳以上の方に教育を行うのは負担が大きいからです。

 

今はほとんどの職場で受入不可です。

もし近隣で未経験OKの職場があれば早めに転職されるのも一つかもしれません。

 

 

まとめ

 

医薬品卸に転職される方にしっておいてほしい方に書きました。

のんびりとお仕事をされたい方以外には基本的にお勧めしません。

また基本的にスキルアップは出来ません。

 

定年後に医薬品の卸から他業種へ行こうとされても

かなりの高確率で再就職は出来ませんので、

そちらはご理解の上、勤務されることをお勧めします。

 

では!