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【薬剤師不要論】本当に「いらなくなる」日は来るのか!?

時間をかけて慎重に職場を選べる薬剤師の転職エージェント

こんにちは!

寿五郎です。

 

「薬剤師はいらなくなるって本当ですか?」

と良く聞かれます。

 

結論を先に書きます。

未来予測は難しいのであくまで参考としてください。

 

2023年1月時点では10年後も変わらずに薬剤師という職はあるはずです。

恐らく20年後もです。

ただしスキルや転職回数・年齢により転職がしづらくなる、もしくは全く受け入れ先がなくなる可能性があります。

 

 

恐らく10年では薬剤師の状況は変わらない

 

10年後に薬剤師がいらなくなることはないと思います。

理由はいくつかあるので順に説明していきます。

 

 

薬剤師の求人倍率は継続して高い

 

薬剤師の有効求人倍率は2.01倍(2020年9月)です。

2020年1月では薬剤師の有効求人倍率は4.76倍でした。

【参考】厚生労働省・一般職業紹介状況(令和2年1月分)について 

コロナの影響もあり、急速に求人は減りました。

 

2018年8月に発表された数字では

パートさんを除く医師・薬剤師の求人倍率は5.81倍です。

パートさんを入れると4.53倍です。

【参考】一般職業紹介状況(職業安定業務統計)/厚生労働省

 

2017年の8月頃に発表されたものですと

医師、歯科医師、獣医師、薬剤師を合わせた有効求人倍率は5.15倍でした。

こちらはパートさんを含む倍率なので、5.15倍→4.53倍と減っています。

 

全体的な有効求人倍率は1.63倍となっています。

薬剤師自体の求人倍率は減っていますが、

全体的な求人倍率と比較すると依然として高い状況です。

 

これらが10年以内に解消されて、

かつ薬剤師がいなくなることは少し考えづらいです。

 

 

日本は高齢化が進んでいる

 

ご存じのとおり日本自体の高齢化が進んでいます。

2020年以降、日本の人口は減っていきます。

 

それらから薬剤師はいらなくなるといわれているのかもしれません。

ただし、その理屈であればどの職業も不要となってしまいます。

 

良し悪しはわかりませんが、人口は減り高齢化は進んでいきます。

予想では、2060年の時点で2.5人に1人が高齢者となります。

必然的に医療機関が求められる役割も増えていきます。

 

【参考】平成28年版厚生労働白書 人口高齢化を乗り越える社会モデルを考える

 

 

ドラッグストア・調剤薬局の出店は加速している

 

2018年6月末時点での日本チェーンドラッグストア協会概要を見ると

店舗数は19,942店舗となっています。

2013年の時点で同協会は17,563店舗と発表していました。

 

つまり5年で約2500店舗ずつの増加。

1年で約500店舗ずつ増えていることがわかります。

 

また調剤薬局は2016年時点は58678店舗。(参考:薬事日報より)

2011年時点では54780店舗でした。

調剤薬局はおおよそ年間800店舗程度のペースで増えています。

 

ドラッグストアにおいては全ての店舗に薬剤師が常駐しているわけではないです。

ただ調剤薬局で1人薬剤師の店舗は少ないです。

 

それらを加味しても

「毎年約1000店舗程度が薬剤師を新たに募集している」

と思っていいのではないでしょうか。

 

 

転職できなくなる薬剤師は増えるかも

 

「薬剤師であれば採用」という時代は終わり、転職試験に落ちる方も増えつつあります。

都心部では求人も減り、応募者が複数集まり選考になるケースも増えています。

 

落ちる理由はキャリアやお人柄が主になります。

どれだけキャリアが素晴らしくてもお人柄がイマイチであれば不採用になるか、

社内の雰囲気を重視される会社では採用になりません。

また転職が多いなどキャリアが積まれていない方も不採用になることが増えています。

 

「転職しても大丈夫!」という時代は終わりつつあります。

気を付けましょう。

 

 

まとめ

 

薬剤師がいらなくなる日は本当に来るのかどうかを書いていきまいた。

恐らくすぐには来ないですが、スキルアップをして必要とされる人材になっておくことも重要です。

 

弊社もエージェントです。

転職でお悩みの方はお気軽に!

では!