誰も教えてくれない情報・テクニック

『給料が良いから派遣薬剤師に!』その考えは危険です!

こんにちは!

寿五郎です!

 

自分も派遣社員として働いたことがありますし、

その後、大手派遣会社の営業をしていました。

 

私は薬剤師の部門ではありませんでしたが、

基本的に派遣の仕組みというのは同じです。

 

先に書いておきますと

「薬剤師に限らず派遣社員自体がそこまでいいものではない」

と個人的には思っています。

安定を求める日本人には向いていない働き方なのではないでしょうか。

 

今、派遣薬剤師を希望される方も増えていますが、

「もう少しだけ考えてみませんか?」

という気持ちをこめて、この記事を書いて行きます。

 

 

派遣薬剤師のメリットはずばり給料?

 

「派遣薬剤師のメリットは給料です!とにかく高いです。」

とおっしゃる薬剤師さんは多いですが本当でしょうか。

 

まずは月給計算してみましょう。

 

【一般的な派遣会社の給料計算例】

 

時給3000円 × 1日8時間 = 日給24000円

日給24000円 × 22日 = 月給52.8万円

月給52.8万円 × 12ヶ月 = 年収633.6万円

 

凄い!

じゃあ派遣登録して稼ごう!

 

となりますが、これには理由があります。

給料のトリックを解説していきます。

 

 

給料計算をちゃんとしてみましょう

 

これは派遣薬剤師に限らず、他の派遣の給料計算でも使われています。

給料計算時に1ヶ月の出勤日が22日になっていますが、

これはほぼ間違いです。

 

一般的な年間休日は125日です。

1か月を22日出勤で計算すると、年間休日は108日です。

派遣会社の計算だと17日多く働く計算になります。

 

派遣社員は「勤務時間=給料」です。

勤務日数・時間が減ると給料も減ることは忘れないでください。

 

派遣で働ける日数はもっと少ない

 

勤務日数は派遣先が決めるのでほとんど125日前後となります。

つまり年間休日を125日とすると、17日分の給料40.8万円が減ります。

 

先ほどの給料例の案件も、実際は年収592.8万円となります。

実際は年収600万円程度になります。

当初感じていた「給料が多いな!」という印象は薄れるかと思います。

 

実際に1年間派遣で働いてみて源泉徴収票を貰うと

「え?こんなに少ないの?」

と思う派遣さんは多いはずです。

 

 

高い給料は派遣薬剤師じゃなくても実現可能

 

「派遣は給料が高い」

というイメージは派遣会社が作ったものです。

 

このサイトでも何度か記載していますが、

東京都内でも高額な給料は可能です。

 

東京都内でも可能ということは、

それ以外の地域でもほぼ間違いなく高額な給料を貰えます。

 

ご自身がスキルアップされて

少しでも早く管理薬剤師に就かれることが一番の近道です。

 

 

給料が高いからこそ発生する派遣のリスク

 

簡単にまとめると

・休めない 

・突然契約満了になる

・スキルアップが難しい

の二つがあてはまります。

 

それぞれ書いていきましょう。

 

 

その1.派遣薬剤師は「急遽」休めない

 

派遣薬剤師は基本休めません。

 

なぜなら「高い給料を払って来て貰っているから」です。

店側の視点ですが。

 

人が末期的に足りない。

だから派遣薬剤師を頼んだ。

そこで突然の欠勤。

 

恐らく、許してくれる受け入れ先は多くないと思います。

欠勤を繰り返していると派遣会社にクレームがいき、

派遣してもらえなくなります。

 

派遣会社の情報にも恐らく残ります。

ドタキャンする方は派遣してもらえなくなります。

当たり前ですが派遣会社の信頼に関わるからです。

 

 

その2.突然契約満了になる

 

派遣の契約は1ヶ月くらい前に終了します。

理由は「後任が決まったから」がほとんどだと思います。

 

満了してすぐご自身に合う派遣先が見つかるでしょうか?

 

派遣会社に支払う金額が高いため、

求人は求人サイトなどに比べて少なくなります。

 

だいたい10分の1程度しか求人はありません。

その為、多くの方が1ヶ月程度ブランクが空きます。

 

一時的な給料は良いかもしれませんが、

年間での収入は減っているというのが派遣の給料です。

 

 

その3.スキルアップは難しい

 

あくまで一時的な繋ぎとして派遣さんを呼んでいます。

すぐにできる仕事以外は基本的に教えて頂けません。

 

ピッキングだけを繰り返し、5年~10年と年月を重ねるといかがでしょうか。

キャリアアップ出来ているでしょうか?

もしかすると自動化がいまより進んでいるかもしれません。

 

正社員やパートさんになった際に、

あまり良い待遇にはならないかもしれません。

 

 

これらはなぜ起こるのか?

 

派遣会社への支払いが高いことが原因です。

その為、派遣薬剤師は緊急時の一時的な人員としてしかカウントしていません。

 

一般職の派遣会社は薄利多売ですが、薬剤師の派遣会社は真逆です。

時給の1.5倍~2倍近くを貰っています。

 

薬局側としてはしぶしぶ支払っているところが多く、

いい印象を持っている所は少ないです。

 

なるべく早く直接雇用の薬剤師さんを雇い、

派遣さんとの契約は一刻も早く終了したいと思っている所がほとんどです。

 

 

派遣会社への支払いは高い

 

先ほどの年収633万円の薬剤師さんをお願いするのに、

派遣会社へ約1200万円支払う計算になります。

自社で年収600万円の薬剤師さんを2人雇えますよね。

 

こういう点から派遣は

「休めない」「突然契約が終了になる」

ということが起こりえます。

 

 

給料が良いから派遣は正しいのか?

 

これらを踏まえるといかがでしょうか?

私はリスクの割にはそこまで高い給料だと思いませんでした。

 

その為、私であれば

「派遣という働き方はしないかな」

というのが正直なところです。

 

実際、私自身が派遣社員を辞めて、

正社員としての職を探すようになったのは貯金も増えず、

正月やお盆などの月は給料が減ることのストレスが大きかったからです。

 

 

まとめ

 

どんな形であれ、正社員や非常勤などの形で

会社に残るほうが優遇されやすいのは間違いないです。

 

「給料が高い!」という謳い文句は少し気をつけてみるようにしましょう。

 

私もエージェントですのでお気軽にご相談ください!

では!