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【注意】薬剤師過剰時代が到来!安易な転職は避けましょう!

時間をかけて慎重に職場を選べる薬剤師の転職エージェント

 

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こんにちは!アスタントのななみです。

今日は不安に思われている方が多い「薬剤師の過剰」について教えてもらいます。

 

 

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こんにちは!寿五郎です。

 

よく頂く質問「薬剤師さんの過剰について」回答いたします。

 


 

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コンサルタント・近藤
大手の紹介会社から独立。
大手さんが言えない事や広告サイトではかけないことをずばり書いちゃいます。
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アシスタント・ななみ
国家試験の予備校で近藤に就職相談をする。
薬剤師歴3年目で調剤勤務中。
転職歴はないが興味はあり。

 

 

薬剤師過剰時代はいつ来ますか?

 

この記事を一番初めに書いたのは2015年だったのですが、

2022年12月時点では都心部において薬剤師は余りつつあります。

都心部のみで今後もお仕事をしていきたい方は安易に転職されない方が良いでしょう。

 

地方であればまだ仕事は見つかりますが、

勤務時間に制限がある方やスキルが限定される方は断られることもあります。

中長期的な視点でキャリアを考えることは必須になっています。

 

 

以下は、2015年に書いた内容となっています。

時代の流れを感じることが出来るので残しておきます。

これを書いた私もまさかここまで早く過剰な時代が訪れるとは思いませんでした。

 

 

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恐らく当分は過剰になりません。

過剰になることは考えなくていいのではないでしょうか。

 

なんで過剰にならないと言い切れるのか?

 

前の記事でも記載しましたが、私の先輩が薬剤師紹介歴15年のベテランです。

 

本人曰く、

「自分と同じ時代から紹介をやっている人間は3人くらいしかいないよ。みんな辞めた。」

というくらい古参の方です。

M3さんやリクルートさんが参入される前から薬剤師の紹介をしています。

 

15年前から過剰になると言われている

 

その方が話していました。

「薬剤師は15年前(1995年頃)から過剰時代が来るっていわれているよ。」

そんな曖昧な根拠は困るよと言われそうなので、数字を出して説明します。

 

ちなみに今は薬剤師に限らず、一般職の方も人材不足が続いています。

一般職でも足りていないので薬剤師はもっと深刻です。

 

 

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過剰になると15年近く前から言われているんですねー。

 

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恐らく今の40代~50代の方が若い頃から過剰になると言われています。

若い方は特に気になるかと思いますが、正直気にされなくていいかと思います。

過剰にならない数字の根拠

 

薬剤師が過剰にならない理由を公表されている資料を元に解説します。

医療従事者で薬剤師と近いのが看護師です。

 

看護師も薬剤師も10年くらい前から不足していて、

そして常に「過剰時代が来る」と言われています。

 

この2職種は予測に反して人員が充足しません。

 

厚生労働省が発表しているデータ

 

2015年、薬剤師の国家試験を受かった方は9,044人です。

看護師は52,900人です。(引用:厚生労働省サイトより)

 

2014年、薬剤師の資格を持っている方は日本に280,052人。

看護師は1,373,521人です。(引用:厚生労働省サイトより)

 

看護師さんって100万人以上いるんですよね。

それでも人が足りていない。激務だと言われています。

 

また2017年12月に厚生労働省が薬剤師の資格所有者が30万人を超えたと発表しました。

しかし、求人倍率は下がらず10倍前後のままです。

 

ドラッグストア、調剤薬局ともに店舗数が増えているからでしょう。

高齢化が進むにつれ、必然的に処方箋枚数は増えます。

また施設・個人ともに在宅の業務は増えていきます。

 

 

看護師の人材解消もうまくいかなかった

 

看護師の充足する時期が見えていないんだから、

薬剤師も過剰になる時代はほぼ来ないと思います。

 

看護師さんは看護学校を増やしましたが募集が集まらず廃校になるケースも多いです。

母数が多い看護師さんの不足が解消されないのだから、薬剤師はもっと遅くなります。

 

看護師不足を解消するために准看護師を作ったので、

薬剤師補佐のような職種はできるかも知れませんね。

実際、保育士のほうではそういう動きがあります。

 

2014年の厚生労働省のデータだと看護師の有効求人倍率が約3倍。薬剤師は約10倍です。

 

薬剤師が過剰になるかどうかは、

看護師さんが過剰してから考えても問題ないと思います。

 

 

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学校をたくさん作ったら解決するんじゃないですか?

まずは学校が過剰になったりして・・・。

 

 

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それは既に看護師で行っています。

結果的に看護学校は凄く増えたんですが、定員割れを起こしたりして廃校になっています。

増やせばいいという単純な問題でもないから難しいですよね。

 

なぜ薬剤師は充足しないのか

 

病院の事務長も薬局の人事の方も口を揃えていいます。

「いつ充足するんだ」と。

過剰を懸念するのではなく、不足を嘆く声がほとんどです。

 

充足しない理由は女性の割合が高い職種だからです。

女性が約65%を占めています。

産休・育休に入ったり、そのまま違う仕事に就いたりする方もいます。

 

薬剤師も看護師さんも保育園が終わるまでの時間は過剰になっています。

それ以降の時間は変わらず人が足りていません。

少し複雑ですね。

 

 

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保育園に午後も預けて仕事をするというのも一つなんでしょうけど、保育士さんも足りていないから解決しないんですかね。

 

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金銭面の補助がなく、午後に預けると料金的に働かずに自分でお子さんを見たほうがいいということもおきます。

難しい問題です。

保育士さんが過剰にならなければ、薬剤師さんも過剰にはならないでしょうね。

 

 

 

誰でもいいという時代は終わりつつある

 

常勤の場合、都内ですと

「免許を持っていれば誰でもOK」

という時代は終わりました。

 

何社も転々としている方は40代で壁にぶつかります。

 

大きな理由は

「転々としているのにはなにか人間性に問題がある」

と思われてしまうからです。

 

転職を無駄に繰り返すのは絶対に止めましょう。

薬剤師は充足していないけれど、

問題がありそうな方は受け入れないという職場は非常に多いです。

 

 

人事側の目線

 

「人が足りていないのだから採ればいいんじゃないの?」

と思われるかもしれませんが、ほとんどの人事の方は一度それを行っています。

 

「ずっと働いてくれていた薬剤師さんとケンカして、

ずっといた方も新しく入った方も辞めちゃったんだよね。

入れる前より人減っちゃってるからね。」

 

「転職回数が多い人はやっぱり我慢が足りない傾向があるから、

なにかあるとすぐ辞めちゃうからね。」

など、こういった理由が多いです。

 

その結果が

「転々としているのにはなにか人間性に問題がある」

なのです。

 

 

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「薬剤師さんが足りない」といわれている時代が続いているから、とりあえず採用してみるということをどこもしたってことですか?

 

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そうですね。

その結果、転職を続けてもなんとかなるという状況ではなくなっています。

 

 

キャリアは重要

 

パートで働かれていく場合はそこまで気にされなくても大丈夫です!

 

ただ常勤でステップアップを考えられている方は少し慎重になりましょう。

 

転職を繰り返していると、

どれだけ優秀な方でも転職はしづらくなります。

 

20代で3社。30代で5社くらいが限界ではないでしょうか。

 

 

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なるほど。転職は慎重にならなければいけないんですね。

 

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職場環境が本当に酷くても、転職を繰り返してしまうとご本人が悪く思われるから難しいですね。

 

 

まとめ

 

薬剤師の過剰時代は当分きませんが、だからといってキャリアをおろそかにすると就職できなくなる可能性もあります。

慎重に転職しましょう!

 

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薬剤師が過剰になるのは当分先だということはよくわかりました!

 

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安心して今の仕事に専念されてください。

 

Left ななみ笑顔アイコン

これを読んでいる方が職場で活躍されることを祈っております!

 

Left 近藤アイコン

なにかあればお気軽にご連絡ください。では。