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【まとめ】病院薬剤師さんになる為に知っておくべき3つのポイント

時間をかけて慎重に職場を選べる薬剤師の転職エージェント

こんにちは!

寿五郎です。

 

憧れだけでなるには病院の薬剤師は大変な仕事です。

その理由を三つにまとめました。

 

始めにお伝えしておくと、

病院希望の方は一番初めに就職するのは急性期(総合)病院にしましょう。

療養型は身につくスキルが限られています。

 

※こちらも合わせてご覧ください

 

 

3つのポイントをまとめてみた

 

 

1.給料は低い

 

病院は製薬会社や薬局と比べると給料が少ない傾向にあります

(療養型病院は別です。)

 

病院によっては450万円くらいで頭打ちになることもあります。

それ以上は働く時間を増やすか薬局長にならなくては無理という感じです。

年収900万や1000万になる可能性はかなり低いでしょう。

 

都立や県立、国立病院機構のように複数の病院があるとポストも多いですが、

地域密着でひとつしか運営していないような病院ですとポストは限られてきます。

 

出世は順番待ちになるかもしれません

 

例えば、薬剤師さんが10人いる病院にご自身が新卒で入られた場合、

おおよそ9人の方の後に薬局長になるという計算です。

 

MRなどの営業のようにわかりやすく評価がされるものならまだしも、

ご自身の査定をされるのはその上の皆さんです。

すぐに出世というわけにはいかないはずです。

 

 

2.病院は体制やシステムが整っていない

 

それなりの規模の病院でも管理体制が整っていないことが多いです。

病院は適当な所が結構あります。

 

(例1)

保険加入の手続き書類を出したけど、1ヶ月経ってもこない。

催促してみると、まだなにも手続きがされていなかった。

 

(例2)

タイムカードなどは特になく残業時間なども厳密には計算していない。

 

(例3)

薬局長以外にも事務長がいるが、実務レベルを理解していない為

相談しても解決に繋がることがほとんどない

 

こういったことがまあまあ病院にはあります。

一般企業から病院に転職する人はかなり驚かれます。

他の業種に比べると閉鎖的な薬剤部が多いです。

 

 

3.ブラックな場合もある

 

2に通じるのですがこういったことが多い為、

「病院の薬剤部がブラックだった」という話はたまにあります。

 

薬剤師さんの業務は病院により本当にまちまちです。

しっかり職場見学をしましょう。

特に療養型と急性期では全く違います。

 

看護師さんから強く言われるため辛いといわれる方もいらっしゃいますし、

看護師さんと接することはほぼ無いとおっしゃる方もいらっしゃいます。

本当に病院によりマチマチです。

 

医療事務をやる病院もある

 

病院によっては

「夜間救急の受付をコメディカルで交代でしてもらう」

という病院もあります。

 

良し悪しは考え方次第ですが、医療事務さんを雇用しないでいいため、

件費をその分還元すると話されていました。

 

 

人生は一度きりだから後悔しない選択を

 

「病院は年収が低いから」などの理由で興味があるのに病院を諦めるよりは

チャレンジした方が後悔は残りません。

 

年収では替えられないやりがいを病院の業務で得られることもあります。

 

逆に言うと、とても劣悪な環境で

「二度と病院には勤務したくない」

と思う方もいらっしゃるかも知れません。

 

後悔は結果的にはしないはず

 

どちらにせよ

「病院で勤務してみたかった」

という後悔を持ち続けるよりは後悔はしないと思います。

 

私もどうしても入りたかった会社があり、

転職をしたら超絶にブラックだった経験がありますが後悔はしていません。

 

 

まとめ

 

調剤薬局や製薬会社に比べると

病院の薬剤師さんは職場に大きく左右されます。

 

きちんと運営されている病院とそうでない病院の差も大きいですし、

業務の内容も大きく違ってきます。

早期退職に繋がる割合も高いです。

 

就職を希望されるのであれば、

しっかりと病院見学をして見極めましょう。

 

質問などがあれば寿五郎までお気軽に!

では!